小金持ち(おかねもち)になろう~町工場職員の楽しい投資生活

無理せずちょっぴり人生を豊かにする投資生活を目指しましょう。

結局、平均でいい

先週は口座開設についてお話ししました。

スマホやPCを使い慣れている方なら、口座を開いてログインすれば買い方はわかると思います。

ですから、その次の「どんな商品を買えばよいか」についてお話ししたいと思います。

 

口座を開いてログインすると、様々な商品を買えることが分かります。

国内株式、投資信託、債券、外国株式、金、プラチナ・・・

いろいろあって迷いますが、大体の方が聞いたことがあるのは「株式、投資信託」ではないでしょうか。

これらの中でも、資産が少なくて、あまりリスクがとれない(値動きが激しくては困る)場合は、「インデックス型の投資信託」がおすすめです。

 

まず、国内株式は日本企業の株式を購入することで、その企業の経営状況などにより株価が変化します。最悪倒産してしまうと、投資した資金が0になってしまいます。

このためリスクが高く、ある程度知っている人、リスクを許容することができる人が手を出すべき商品と言えます。

投資信託とは、運用会社が投資家(個人投資家も含めて)からお金を集め、それを運用し運用成績によって分配金を受け取ったりすることができる「権利」のようなものです。例えばトヨタと日産の株を持つことで、仮に日産の株価が下がってもトヨタの株価が上がることでトータルではプラスになった、という運用を目指します。これができるのは沢山の投資家からお金を集め、運用資金が膨大になることで、様々な株を買えるからです。この結果、「個別の企業の株のように運よく大きく儲けることもないが、ひどくマイナスになることもあまりない」という商品となります。

 

詳細は省きますが、ある期間のすべての会社の株価を調査したところ、景気・不景気にかかわらず株価が上がった会社と下がった会社は半々だった、という結果があります。その場合、沢山の種類の株を買っておけば上がる株と下がる株があることで平均的な結果に落ち着きます。

 

日経平均株価」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、日本の東京証券市場で売買されている株のうち、代表的な225の企業の株の株価を平均したものです。よって、日経平均株価の企業の株を同じだけ持てば、株価の合計値の動きは日経平均と同じとなります。

世界には様々なこうした「平均株価」というものがありますが、これを真似するように運用した投資信託を「インデックス型の投資信託(インデックス投信)」と呼びます。そして興味深いのは、この「インデックス投信」よりも儲けようと頑張った投資家の投資信託(「アクティブ投信」などと呼びます)の70~80%はインデックス投信を下回るという結果になっています。

 

こうした結果からアクティブ投信を否定するわけではありませんが、一方で素人が銘柄選定を頑張ってもしょうがない、ということもよく分かります。

それならば、ある程度良い実績のある、インデックス投信がよいでしょう。

インデックス投信には日本株、米国株、先進国株、新興国株、全世界バランス型、などありますが、選ぶのが難しいという方は、まずは全世界バランス型で、学んでから他のものも検討する、というのでもいいかと思います。