口座を作ろう、ネット証券で
いつまでも心得の話ではつまらないので、今日は実際の資産運用を進めるための話をしましょう。
と言っても、基本は簡単。「証券会社に口座を作り、株や投資信託などの金融商品を購入する」、これだけです。
ここで一つ考慮しておきたいのは、各種の手数料です。
証券会社でも、電話して人を介して注文をするような会社では手数料が高くなります。一方、ネット証券ではパソコンやスマホで自分で注文し、証券会社のコンピュータで自動で売買されるので、手数料は安くなります。
ブログを見ている方はパソコンやスマホを使える方でしょうから、ネット証券を使うことをお勧めします。
ネット証券の大手と言えば、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、カブドットコム証券などがあります。どこで口座を開設するかは、それほどおすすめはありません。好きな会社を選び、使いにくいようであれば他社に移ればいいでしょう。また、証券会社が倒産しても顧客の資産は基本的に保護されるようになっていますが、とはいえ自分のもとに返ってくるまでには時間がかかるので、安全のために2つ以上に分けて持っておく、という考え方もあります。
ちなみに私は楽天証券、マネックス証券、野村證券の口座を持っていますが、メインで使っているのは楽天証券です。これは、楽天銀行の口座を開設し、資金を融通する契約(楽天ではマネーブリッジと呼んでいます)をすると、楽天銀行から楽天証券への入金が自動でされたり、楽天銀行の普通預金の金利が0.1%と高くなったり(もっとも、今後金利は下がることが発表されています)、楽天ポイントがたまりやすくなったり、と私にとってはメリットが多かったためです。
楽天市場は使わない、という方ならSBI証券もいいかもしれません。SBI証券を使う場合は、住信SBI銀行で口座を開くと、同じようにSBI証券と住信SBI銀行での資金のやり取りがスムーズにできるようです。
口座を開けば、いよいよ金融商品の購入です。どんなものを選ぶかは、次回お話しましょう。